1950-09-22 第8回国会 衆議院 災害地対策特別委員会 第7号
里浦大手海岸、松茂村開拓地、川内村、及び六百ミリ近い雨最に見舞われました勝浦川筋の生比奈村、横瀬町等を調査し、さらに坂野大手海岸、今津大手海岸を経て、高知県に入りまして、室戸岬を経て、高知において調査を終了いたしたのであります。しかして限られた日数のために十分な調査をなし得なかつたことは、まことに遺憾でありますが、これら被害は一般の予想をはるかに凌駕いたしまして、甚大なものがあるのであります。
里浦大手海岸、松茂村開拓地、川内村、及び六百ミリ近い雨最に見舞われました勝浦川筋の生比奈村、横瀬町等を調査し、さらに坂野大手海岸、今津大手海岸を経て、高知県に入りまして、室戸岬を経て、高知において調査を終了いたしたのであります。しかして限られた日数のために十分な調査をなし得なかつたことは、まことに遺憾でありますが、これら被害は一般の予想をはるかに凌駕いたしまして、甚大なものがあるのであります。
このうち、特に被害甚大なる箇所として、徳島縣において、小松島港、今津大手海岸、答島、橘町、川内村、鳴門市、香川縣において、引田海岸、坂出市、多度津町、さらに愛媛縣においては垣生村、新居浜港、西條市、王生川町、今治市、北條町、堀江町、宇和島港等を調査いたしたのでありますが、一般に、潮位の上昇による海岸線一帶の浸蝕によりまして、道路、海岸、河川堤防、護岸の基部等は洗掘を受けて破損しております。